All Posts By

小嶋章裕

RARTS

RARTSを選ぶ理由(バスフィッシング)

2019年1月9日

個人的にバスフィッシングする上で、最も大切にしていることは「リズム」です。そのリズムの中には間違いなく「釣れるリズム」と「釣れないリズム」が存在しています。特に、絶対に釣らなくてはいけない状況下においては、プレッシャーや焦りなどから雑念が生まれ、「釣れないリズム」に引き込もうとする力が普段よりもさらに大きく働いてきます。その力を抑え込み、その日の「釣れるリズム」をスピーディーに作り上げ、最後まで継続するためには、五感から得られる確実な情報をイメージとリアルの中で処理していくという作業を繰り返すことが必要となってきます。

その五感の中でも視覚は、中枢的存在となってきます。どんな天候条件下でも純度の高いクリアな視界を保つことは、自然界の中から確実な情報を拾い出し、キャスティングの精度を高め、ラインの角度や変化、ルアーのトレースコースを素早く認識するための絶対条件となります。それが可能となる偏光レンズを僕は探していました。そして、RARTSと出会いました。

偏光レンズの表面に水滴や汚れが付着したり、湿度の高い日に曇ってしまったり、ましてや傷が入ってしまっては、どんなに高い光学性能、偏光性能を兼ね備えていても最大限の力をフルに発揮をすることはできません。RARTSは、レンズ表面に独自のコーティングを施すことによって、様々な条件下に対応したレンズに仕上げることが可能であり、僕にとって最大のアドバンテージになっています。

雨天時にバスボートで走行中にレンズに当たる水滴が、レンズ表面を流れるように滑っていき、ポイント到着時にレンズを拭くことなく、そのまま釣りができるロータスコーティングは1度使ってしまえば、このコーティングを施したレンズ以外を雨天時に使用することは考えられません。

湿度が高い日の朝マズメは、偏光レンズがすぐに曇ってしまい、煩わしさから偏光レンズを外して釣りしてしまうなんてこともよくあると思います。でも、そんなおいしいプライムタイムに偏光レンズを外して釣りすることによって、魚を見逃してしまっては本当にもったいない。だからこそ、そのような条件下では、レンズが曇ることを防いでくれるアメイジングコートのレンズを使用します。

真夏の炎天下、40℃を軽く超えてくる湖上や車内に運転用で置いておく偏光レンズには、枠入れ状態で95℃までの耐熱性を持つ、ヒートガードコーティングを施してあります。

そして、ガラスレンズに限りなく近い耐擦傷性を全てのコーティングが持っているので、年間100日以上、バスボートで釣りをしていても、いつの間にかレンズに傷が入ってしまったということは1度もありません。

偏光レンズを1度フィールドに持ち出してしまえば、レンズ表面を常にクリアに保つということは非常に困難となります。だからといって、何かが付着する度に偏光レンズを外して拭いていると、釣りのリズムが狂い始めるだけでなく、付着物に砂などの堅い粒子が含まれているとレンズを傷つけてしまう要因にもなります。RARTSの全てのコーティングには、汚れ防止と帯電防止機能も含まれているので、汚れやホコリが付着することが通常のハードマルチコーティングのレンズよりも格段に少なくなるので、そういったリスクからも解放されます。

RARTSを通して見ることができるクリアな視界は、このコーティング技術によって保たれ続けます。そして、コーティング技術の進化が偏光レンズの進化に繋がっているとRARTSに教えてもらいました。

小嶋章裕(こじまあきひろ)

飽くなき探求心と独自の目線で魚とタックルに向き合うプロフェッショナルアングラー。その知性と感性でRARTSブランドの開発に携わるキーパーソン。彼は言う。「視界を通して魚と自然と対話するんだ。」と。